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■性病(STD)って何? 性病って

性病ってなにイラスト「あれ?何か変だな。
  病気(性病)かな?
  別に挿入したわけじゃないのにな」
・・・オーラスセックスでも病気はうつりますよ。

今どきはそちらの原因の方がはるかに多いです。

▼性病に関する関連コラム

 

〇2017年 1月掲載 2月掲載

〇2016年 1月掲載3月掲載4月掲載8月掲載9月掲載12月掲載
〇2015年 1月掲載2月掲載3月掲載4月掲載5月掲載6月掲載7月掲載8月掲載9月掲載10月掲載11月掲載12月掲載

〇2014年 1月掲載2月掲載3月掲載4月掲載5月掲載7月掲載10月掲載11月掲載12月掲載

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○2006年 1月掲載2月掲載6月掲載8月掲載

○2005年 1月掲載6月掲載9月掲載12月掲載 

○2004年 8月掲載11月掲載

     
 ■ 尿道炎(咽頭炎)
 

 尿道に細菌(一応クラミジアも含めます。)が侵入して粘膜が炎症を起こしている状態を尿道炎と言います。

 尿道炎と淋病、クラミジアは別のものだと思っている患者さんがまだまだ多いようですが、淋病とは淋菌が原因の尿道炎であり、クラミジアとはクラミジアが原因の尿道炎を指す場合が多いのです。
 
 

 
 
A)
淋菌性尿道炎(咽頭炎)  
   

 淋病とは、淋菌が尿道内に侵入して炎症を起こした状態のことです。

 以前は、性行為後数日(遅くとも5日以内位)で、排尿時激痛とPantsにベッタリつくほど多量の黄緑色の膿が出たので鑑別は簡単でした。

 しかし最近、それ程の排膿も無く痛みも大したことのない新しい菌種が登場しており、過去の知識だけに捉われていると診断を誤ります。でも、やはり淋菌の素性は隠せないもので尿道分泌物は一種独特のものなので、経験を積んでいれば間違えることはありません。

 治療方法に関しては、以前同様、抗生剤一発注射とだめ押しの一週間の抗生剤内服で確実に殺せます。

 但し、注射(もしくは点滴)は淋菌にしか効きませんから、他の細菌の存在も疑われる以上、クラミジア、雑菌の検査も必須ですね。

 喉も粘膜ですから、当然咽頭淋病もよく起こりますが喉の場合は症状が出ないので気をつけて下さい。

 
   
▼ one point
 
   
以前と異なり、典型的とされた症状の無い淋病が増えつつあるので、気をつけてください。
治療は以前同様、注射(点滴)一発でマズ治ります。喉に淋菌、クラミジアを持っている女性がかなり増えてきていますから、くれぐれもご注意を! 
 
       
 
B)
クラミジア性尿道炎(咽頭炎)  
   
クラミジア罹患率 クラミジアが原因の尿道炎のことを、俗にクラミジア、正確にはクラミジア性尿道炎と呼びます。クラミジアは性的接触の後1〜3週間程で自覚症状が出ますが、白濁した膿が少しでて尿道に違和感を感じる程度なので、見過ごしてしまうケースがよくあります。他の菌の混合感染があると排尿痛や明確な排膿を認めるようになります。

 2週間もしくは1回の内服でだいたい治りますが、元々症状が弱いため患者さんに病気という自覚が少なく、そのため症状が取れると内服をやめてしまうケースがよくみられます。症状がとれても菌が死んだことには決してならないので、医師がOKするまできちんと薬は内服しなければいけません。当然、パートナーの検査治療も必要です。

 クラミジアの確定診断は尿道分泌物を用いてDNAプローブ法でおこないます。
 
   
▼ one point
 
   
治療は約2週間もしくは1回だけ(10日間は飲酒、SEXはだめです。)の投薬で済みますが、1回だけの投薬の場合、完全に治りきらない(特に雑菌が混合感染している場合)ことがあるので必ず2週間後に再検査を受けて下さい。
 
       
 
C)
雑菌性尿道炎(咽頭炎)  
   
 淋菌やクラミジアなど性病と言われる微生物以外の細菌が原因の尿道炎を指します。尿道炎のうち数割はこれに当てはまり、例えば大腸菌が原因で尿道炎になる場合もあり得るのです。
  またオーラルセックスの場合、口腔内には雑菌がある程度存在するため条件次第でその菌が尿道に入り込み炎症を起こします。
 
   
▼ one point
 
   
雑菌は淋菌、クラミジアと違って、菌の名前が同じでも固体によって効く抗生剤の種類が異なり、一週間の投薬では治し難いうえに症状がとれても菌が眠った状態で残っていたりします。だから、予想以上に(2週間以上)かかることもあり、ましてマイコプラズマも加わっているケースでは、確実に2週間以上内服を続けた方が賢明でしょう。
特に注意すべき点として、ジスロマック2Gr1回内服だけで全ての(尿道炎の原因になる)菌を殺せると考えている患者さんが多数おられますが、これは大きな間違いですから、気をつけてください。
性行為がきっかけだからといって、尿道炎すなわち性病とは限りません。
雑菌性尿道炎の場合、通常パートナーに感染する可能性はほとんどありません。
 
       
  D) マイコプラズマ性尿道炎(咽頭炎)  
   

 マイコプラズマには6種類の仲間がいます。一番有名なのは、mycoplasma pneumonia 、これは性病ではなく肺炎の原因菌です。残る、五種類のうち四種類が性病に属します。
 〇mycoplasma genitalium
 〇mycoplasma hominis
 〇ureaplasma parvum
 〇ureaplasma urealyticum

 の4種類です。

 尿道炎、咽頭炎の原因になりますが、症状はほとんど出ないため感染していてもわかりません。感染原因は当然性行為です。またいつ感染したかは全く推測不能です。

 mycoplasma系の性病は男性が持っていても実害はなく性行為でうつすだけですが、女性の場合は妊娠初期の流産、早産の危険性があります。

 咽頭炎の原因にもなりますが、性病系のmycoplasmaは気管や肺には入りません。

 mycoplasmaは即日検査はできませんが2~3日で結果は出ますし適切な抗生剤の内服で死滅させられます。ただ、淋菌、クラミジアのようには簡単に殺せない場合もあり、特に女性の方が治しにくい傾向があります。

 

▼尿道炎 関連コラム(下記コラムもご覧ください)

〇2017年 2月掲載

〇2016年 1月掲載3月掲載4月掲載8月掲載12月掲載

〇2015年 1月掲載2月掲載4月掲載5月掲載6月掲載8月掲載9月掲載10月掲載11月掲載

〇2014年 1月掲載2月掲載3月掲載4月掲載5月掲載10月掲載11月掲載12月掲載

〇2013年 9月掲載 

○2010年 2月掲載9月掲載 ○2011年 7月掲載9月掲載11月掲載

○2009年 4月掲載11月掲載

○2008年 3月掲載9月掲載 ○2007年 8月掲載

○2006年 3月掲載4月掲載 ○2005年 4月掲載8月掲載

○2004年 4月掲載5月掲載6月掲載7月掲載

 
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 ■ (亀頭)包皮炎
 

 亀頭包皮の部分に微生物が付着して炎症を起こした状態で、雑菌、淋菌やカビが原因です。

 
 

 
 
A:
雑菌性、淋菌性包皮炎  
   


雑菌性、淋菌性包皮炎 
 亀頭のカリの部分から包皮にかけて炎症を起こして発赤し黄色い膿が付着します。

 たとえ雑菌が原因でも膿の量が多い場合は塗り薬だけでは完治しにくく、やはり抗生剤の内服を併用するべきです。

 
   
▼ one point
 
   

炎症を起こして皮膚が弱っているので、石けんをつけてゴシゴシ洗うのは逆効果です。

 

 
 
B:
カンジダ性包皮炎  
   

カンジダ性包皮炎
 
カンジタ(カビの一種)がカリの部分から包皮にかけて付着し増殖している状態です。患部は発赤し白いかすがたまって痒みを伴います。

この場合も洗いすぎて悪化させてしまうケースが目立ちます。塗り薬(水虫用と同じです。)で治癒しますが、パートナーがカンジタ性膣炎に罹っていることが多いので婦人科で検査をしてもらってください。

 
   
▼ one point
 
   

亀頭〜包皮の間に白いかすが溜まり痒みを伴います。
パートナーもカンジタ性膣炎の有無を調べてください。

 

 
C: 混合感染による亀頭包皮炎   
   

 主に雑菌とカビが同時に付着して活性化し、炎症を起こしている状態でこのタイプが一番多いようです。

 亀頭包皮部に付着、活性化する菌の種類はたいていの場合、ある特定の3〜4種類に限られており、それに準じた抗生剤の内服は、かなり効果的です。(外用薬も併用します。)

★当院では、症状に合わせて、院長が外用薬を調合しますので、症状はかなり速やかに改善します。

 
       

▼亀頭包皮炎 関連コラム(下記コラムもご覧ください)

○2010年 4月掲載5月掲載
○2009年 2月掲載3月掲載5月掲載10月掲載 
○2008年 5月掲載6月掲載

○2007年 4月掲載6月掲載11月掲載 ○2004年 10月掲載

 
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 ■ 咽頭炎
   尿道炎を引き起こす菌、特に淋菌、クラミジア、マイコプラズマは、何れも簡単に咽頭粘膜に付着します。例外を除いて、通常症状は殆どでません。症状がでている場合は同時に付着した雑菌によるケースが多いようです。
 咽頭クラミジアなどの性病は、咽頭ぬぐい液やうがい液で簡単に検査出来ますし尿道炎に感染した患者の30%以上が咽頭淋菌やクラミジアに感染していますから、検査してみることを勧めます。
 
    ▼ one point  
    なお、尿道に付着した淋菌やクラミジアに較べて咽頭に付着した菌は殺しにくいですから、治療も少し長めに行います。  
 
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 ■ 軟性下疳
 

軟性下疳
  軟性下疳菌がペニス表面の傷から体内に侵入します。

 性行為から数日以内に局所に小さなコブができ直に潰れて潰瘍になります。

 強い痛みを伴い腐臭を伴った膿がでるとともに足の付け根のリンパ節が腫れ圧痛を伴います。

 抗生剤の内服で治癒しますが、梅毒の混合感染がかなりあるので、しかるべき時期に血液検査を受けてください。

 
   
▼ one point
 
   
亀頭〜包皮の部分に多発する臭気を伴う有痛性の潰瘍および圧痛を伴う足の付け根のリンパ節の腫大。
 
 
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 ■ 梅 毒
 


コロンブス一行が新大陸発見後ヨーロッパに(自ら感染して)持ち帰り大流行させたという、ある意味で最も有名な性病です。

 典型的な症状は初期硬結とバラ疹ですが、それも見逃してしまうケースが実際にかなりあるようです。

 梅毒は,Treponema pallidum(トレポネーマ パリーダム)という名のスピロヘータが性行為により患部の微細な傷から体内に侵入して発症する病気です。

 
 

 
 
 第1期・・・感染〜3ヶ月
 
   
(初期硬結)感染してから約3週間で患部に小豆大の無痛性のしこりが出現し、(硬性下疳)やがて中心に潰瘍を形成してまわりが硬くなります。
(無痛性横痃)足の付け根のリンパ節の無痛性の腫れは認めないこともありますが、いずれの症状も2〜3週間以内に自然に消失してしまいます。
 
       
 
 第2期・・・3ヶ月〜3年
 
   
(バラ疹)感染後3ヶ月位で体幹を中心に径1cm程度の赤色斑が多数出現し、痛み痒みは伴わず数週間で自然に消失します。
(扁平コンジローマ)次に陰部〜肛門にかけてじゅくじゅくした小さな盛り上がりができます。
 ここには梅毒トレポネーマがたくさんいて感染源になります。
 
       
 
 第3期・・・3年〜10年
 
   
(ゴム腫)感染後3年〜10年の期間で、ゴムのような硬さのしこりが皮下に多数できます。
 
       
 
 第4期・・・10年以上
 
   
(神経梅毒)中枢神経系(脳、脊髄)までトレポネーマが浸潤した状態で痴呆や麻痺を引き起こします。
 
 

 
 

 梅毒の診断は、患部(梅毒疹)から直接トレポネーマを検出できれば一番確実ですが、通常は梅毒血清反応を用います。

擬陽性もあり得るので必ずTPHA法とSTS法の2つを一緒にやります。

 治療には期を問わずペニシリンの内服や注射を用います。

 内服期間は1ヶ月〜4,5ヶ月と考えてください。

 
   
▼ one point
 
   
 血液検査は性接触後1.5〜2ヶ月経たないと意味がありません。
梅毒はペニシリン内服で完治しますが、血清反応は一生陽性として残るのが普通です。
 また、梅毒に対する抗生剤治療開始時に、発熱する場合がありますが、これは抗生剤により梅毒スピロヘータが急激に死滅する際の生体反応ですから、心配はいりません
 
       

▼梅毒 関連コラム(下記コラムもご覧ください)

○2006年 9月掲載

 
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 ■ 性器ヘルペス
 

性器ヘルペス
 疲れるとペニスに小さな水疱がたくさんできて潰れ、1週間〜10日位で治まるという患者さんがたくさんいらっしゃいます。

 表面的には治まってもヘルペスウイルスは死んだわけではなく、神経節という組織の中で眠っているのであります。

 性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型もしくは2型により陰茎表面や外陰部、肛囲などに水疱性病変ができる病気です。

 発症するタイミングにより大きく2つに分けて考えます。

 
 
A)
性的接触後2〜3日位で発症するもので、陰茎表面や外陰部、肛囲などに多数の小水疱が出現し、潰れて無数の潰瘍状態となり強い痛みを伴います。
足の付け根のリンパ節も腫れて圧痛を伴い、熱が出たり痛くて歩けなくなることもあります。
1ヶ月位で表面的には何とか治まりますが、体内にウイルスは残ります。
 
       
 
B)

ストレスや性交渉の刺激をきっかけにして発症するものです。
これは感染した後体内で眠っていたウイルスが目覚めて発症するもので、A)と比べて症状は軽いです。

すなわち、
単発〜複数小水庖および潰瘍が陰茎や外陰部に発生し1週間程度で自然に治まります。

 
     
 
・性器ヘルペスは、発症していない時どこで眠っているか?
 それは腰仙髄神経節の中にいて知覚神経を通って陰茎などに顔を出します。だから発症する直前に「腰のあたりがピリピリする。」といった神経症状を訴える患者さんもいるわけです。

・性器ヘルペスの1型、2型まで調べる意味があるのでしょうか?
 以前は口唇ヘルペス=1型、性器ヘルペス=2型と言われていましたが、オーラルセックスがあるわけだから性器ヘルペスの人が1型だったり口唇ヘルペスの人が1、2型両方をもっていたりします。

ですから今時は型までは調べる意味が無くなってしまいました。

 
   
▼ one point
 
   
感染直後に発症する場合、症状が強く出やすい。
表面的には治っても、ウイルスは、終生死なずに体内に残りストレス、性行為などをきっかけに再発する。
 
       

▼性器ヘルペス 関連コラム(下記コラムもご覧ください)

○2008年 8月掲載 ○2006年 11月掲載

 
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 ■ 毛ジラミ
 

毛ジラミ
 この場合は陰毛に寄生するシラミのことを言います。陰毛につく毛ジラミは通常頭髪にはつかないはずだったのですが、最近はなにを血迷ったか結構頭髪にも付くんですね。困ったものです。

 性行為後数週間して痒みが出始め、直にものすごい痒みとなるため無意識で掻きむしって皮膚炎を起こしてしまいます。

 毛ジラミは大きさ1〜2mmの吸血虫で陰毛の根元に両足でしっかりとつかまっています。そして、陰毛の根元から2〜5mm位のところに卵をどんどん産み付けます。

 治療法は、毛を剃ってしまえば即OKですが、肛門のまわりも当然全部剃るわけで血まみれになるのがおちですから、シラミ用パウダーかシャンプーで2週間程頑張って治しましょう。

 
   
▼ one point
 
   
白いパンツをはいて一晩休み、翌朝パンツに赤い点々が無数に付いていれば当たりです。
 
       

▼毛ジラミ 関連コラム(下記コラムもご覧ください)

○2005年 2月掲載

 
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 ■ B型肝炎
 


 性行為感染症と言うと皆さん 梅毒、淋病、クラミジアなどが真っ先に頭に浮かぶのではないでしょうか。

 件数は上記3例よりも少ないですが、B型肝炎は慢性化して将来的に肝硬変や肝癌に移行するケースもある恐ろしい病気です。

 B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが感染者の血液あるいは体液から感染します。急性肝炎の場合は感染しても肝炎を疑わせる症状がほとんど出ないままに治癒してしまう例もありますが、慢性肝炎の場合はウイルスをうまく抑えきれずに肝機能障害、肝硬変、肝癌に移行するケースがあり要注意です。

 治療法は先ず安静にすることです。
抗ウイルス剤や肝機能改善剤、インターフェロンなどがもちいられますが、最も重要なことは定期検診で経過を観察していくことです。

 検査は血液を採取して行いますが、性的接触後少なくとも1.5ヶ月以上経たないと検査結果は信用できません。

 
   
▼ onepoint
 
   
無症状のケースも多いので、性病関係の血液検査をする時にはB型肝炎(HBs抗体,IgM)の検査も必ず一緒に行ってください。
 
 
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 ■ 尖圭コンジローマ
 

尖圭コンジローマ
  ペニスの表面(亀頭部および亀頭に近い竿の部分が好発部位)に小さな突起ができたと思ったら、それが徐々に鶏の鶏冠状に腫大し数も見る間に増えてきた。「これはおかしいぞ。でもここ1ヶ月くらいは何もしてないよな。」ということで来院するパターンが多いです。

 これはヒト パピローマ ウイルス(HPV)の中の6,11型が、陰茎,肛囲に直接感染した後内部を通して拡散するもので,同部位表面に鶏冠状もしくは乳頭状(おわんを伏せた形)の腫瘍ができて徐々に大きくなり数も増えます。男性の場合表面に腫瘍ができていれば組織片を取って型式を調べられますが、表面に症状が無ければ調べようがありません。

 なぜなら表面に腫瘍が無ければ組織を採りようがないからです。

でも表面に症状が無くてもウイルスを保有している人は確実にいるのです。

治療法は液体チッ素による冷凍療法や電気メス、レーザーメスによる焼却法が一般的で大きなものに対しては外科的切除術も行います。

私見ですが、初回に(麻酔下で)切り取ってしまって、小さなものは電気メスで焼き切るやり方が治りも一番早く、将来癌化する可能性のある遺伝子も1週間で調べられるため、現状では一番有効かと考えます。

患者さんの希望があれば、外用薬治療(5−FUやポドフィリン液、イモキミドetc)も視野に入れますが、外用薬治療は、日本でもやっとイモキミドのみ、保険適用として認められるようになった段階です。

しかし何れの治療方法を選んだとしても表面に出ている部分しか処置できず、すでに他の部位に感染しているウイルスにより再発を繰り返します。(要するにもぐらたたきの治療法しかありません。)

また腫瘍が出来なくなっても数ヶ月は経過観察をします。

 
   
▼ one point  
 
   
HPVの中には悪性化するものもあるので女性の場合は必ず型式を調べるべし。
完全に治癒したかどうかの判定はひじょうに難しいです。
コンジローマに感染している男性の精液にはコンジローマウイルスが多量に含まれているという報告があります。
 
   
▼ <重要!!>「本当にコンジローマなのか?」
 
   

「コンジローマ」と言えば、かなりの患者さんは聞き覚えがあるはずです。

しかし、H.P.Vと言っても解らない患者さんがほとんどですね。

H.P.Vは、 即ちHUMAN PAPILLOMA VIRUS(人乳頭状ウイルス)の略称ですが、一般的に言ってほとんどの性病科でさえDrが使わないのだから聞き覚えが無くても当然と言えるでしょう。

 コンジローマとH.P.Vの因果関係については、今まで何度となく説明してきましたが、再度、説明する必要性を痛感しています。H.P.Vの粘膜型は総て性病であり、コンジローマはその中のほんの一部に過ぎません。H.P.V粘膜型は性行為の結果、感染した後penisと肛門の間の血液中に潜伏し、一般論として1〜10ヶ月程でPenis(付け根、尿道も含みます)もしくは肛門周辺に乳頭状(鶏の鶏冠状)若しくはお椀を伏せたような形や苔が生えたような状態で発症するCASEが多いようです。

 鶏の鶏冠みたいな分かり易い状態で発症してくれれば患者さんも気が付きやすいですが(ましてそれが成長してくるわけですからね)、お椀を伏せたようなものは数が増えていっても、患者さんは「年齢的にイボでもできたか、」位にしか考えないCASEが多く見られます。確かにイボなんですよ。でも直ぐには性病と結びつかないようですし、ましてやそれが癌化する可能性があるとは夢にも思わないですよね。

 H.P.Vには102種類の型があり、其の内18種類程が癌化する遺伝子を持っていると考えられています。コンジローマは6型、11型だけを指すのであり、ましてLOW RISKに属するので癌化は先ず無いと(長期的に見て0%ではないですが)考えておいて良いと思われます。102種類のうちのたった2種類ですから数値的にはでる確率が極めて低そうに見えますが、実際には50%程の確率で6型、11型が出ます。しかし大事なのは6、11型以外の型も同時に検出される例も含めての確率ということであり、当然Hi Risk型(癌化しうる遺伝子を持っているということです)も混在しているCASEがある程度認められます。

 H.P.Vに感染した場合、先に述べた通り血液中に潜伏しているわけで、その中の一匹もしくは数匹がPenisや肛門周囲に顔を出したに過ぎず、血液中には仲間がまだ沢山残っているわけですから表面に出ている奴だけ叩いてもそれで終わりというわけにはいかないのです。

 感染したH.P.Vの型が総てLow Riskならば,また出たら叩けば良し(再発率は当然高いですから)と言えるでしょう。では、Hi Riskが含まれていたら?

 H.P.Vの存在は、尿、血液検査では確認出来ません(精液に含まれているからそれを検査すれば良いという意見もありますが確率もまだはっきりせず一般的とは言い難いですね)。

 現時点で一番確実にして唯一の方法は、顔を出した出来物を切除して検査センターで調べるやり方です。それなら、痛い思いをして液体窒素で何回も冷凍治療しなくても(顔を出している腫瘍に関しては)一回で殺せる上に、型も総て確定出来ます(他の治療法では本当にH.P.Vなのかはもちろんのこと、型は絶対に解らないのです)。

 性病で癌化する可能性があるのはH.P.Vだけです。クラミジアや淋病で死ぬことはあり得ません。

当院では、一週間に10名以上のH.P.V患者さんが来院されます。性病の治療も他の疾患同様、経験が重要ではないでしょうか?

 Penisや肛門周囲に何か出来物はありませんか?一度、よく観察してみて下さい。不安な点があれば是非診せて下さい。納得のいく説明と治療が僕の信条ですから。

 
       

▼尖圭コンジローマ 関連コラム(下記コラムもご覧ください)

○2010年 11月掲載12月掲載 ○2011年 5月掲載 6月掲載
○2008年 2月掲載4月掲載7月掲載10月掲載11月掲載 

○2007年 1月掲載12月掲載

○2006年 5月掲載7月掲載 ○2005年 5月掲載7月掲載

 
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 ■ 疥癬(かいせん)
 

 びぜんダニが性行為により感染して発症します。感染率は驚異的に高くまず間違いなくうつると考えて良いでしょう。

 感染後10日〜2週間くらいで内股や陰嚢、ペニスに5mm〜8mm程の赤い盛り上がりが多発しものすごく痒くなります。

 診断法は赤い盛り上がりをメスで深さ3〜4mm程切り取って顕微鏡で診て成虫と卵を確認します。

治療法は首から下全身にオイラックス軟膏を塗ることと「ムトウハップ(イオウ+硫酸カルシウム)」の湯につかることです。

 
   
▼ one point
 
   
例えば同じ病室に入院していた患者さんが全員罹ってしまうほど、感染力は強力です。
 
 
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 ■ HIV
 

 AIDS(acquired immunodeficiency syndrome)つまり後天性免疫不全症候群のことです。

急性期に症状がでる場合は感冒様症状すなわち発熱、咽頭痛、筋肉痛、リンパ腺腫脹などが感染後2〜4週間位で出現し1〜2週間で消失します。その後無症状期に入ります。

問題なのは症状が出てくる時期になるまで感染していることに気づかず、それまでに他人に感染させてしまう例が後を絶たないことです。

最近は、性行為後2週間で正確なHIV抗体検査が可能ですから、(結果は2日ででます)あやしい接触があれば、検査にいらして下さい。

現在、抗HIV薬もかなり進歩しましたが副作用など問題点もあるため、患者さんが治療に対して十分理解し納得することが重要です。

 
   
▼ one point
 
   
「こういう症状が出ているのですが僕はエイズでしょうか?」という質問をよく受けます。
エイズウイルスに感染して出現する症状は、免疫力が落ちた結果現れるものなので免疫力が落ちる他の病気でも当然起こりうるわけです。
ですから、エイズだけに全く特有の症状はありません。
 
   
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