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「尿道炎の患者さんから先ずおしっこを取るのは何故? 」




コラム掲載 2016年12月



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尿道炎の患者さんから先ずおしっこを取るのは何故? 

皆さん、お久しぶりです。
訳あって、しばらく お休みしていました。

 今まで 尿道炎に関して何回書いたか覚えていないくらいですが、それ位 尿道炎の治療方法と言うか検査方法に問題があるように思えてならないのです。

 眼科だったら先ず眼を見ますよね。内科で、お腹が痛いと言ったらBEDに寝かされてお腹を触られるのでは?

 では、なぜ多くの泌尿器科、性病科のお医者さん方は、排尿時に違和感、もしくは痛みが出た患者さんに対して、尿道の状態を見ないでいきなりおしっこを取り、抗生剤を出すのでしょうか?

 なぜ尿道に症状を訴えて来院された患者さんの尿道の状態を見ずに、真っ先におしっこを取るのでしょうか?
排尿時に何らかの症状を訴えて来院される患者さんの多くは確かに尿道炎の場合が多いのは事実です。

 しかし排尿前の尿道を診るとたくさんの情報が得られるのです。膿の出方、性状(白濁しているのか、黄色い膿なのか)尿道周辺の発赤etc,それに痛み、違和感の程度、性行為後どのくらいで症状が出たのかetcよーく話を聞くと尿道炎の原因になっている細菌の種類をかなり絞り込むことができるのです。

 尿道分泌物もガラス板に取るだけで、その分泌物の性状から多くの情報が得られます。
細菌は極めて小さいので顕微鏡では種類まで判りません。顕微鏡で染色しても判るのは淋菌だけです。
まして、おしっこを顕微鏡で見ても得られる情報は殆ど無いのです。尿道炎の患者さんの尿道分泌物の量は限られていますからそのままの状態を顕微鏡で診て初めてどの程度の炎症を起こしているかやっとわかる程度でそれを(大量の)おしっこで希釈してしまったら顕微鏡で診る意味が無いのです。

 僕はこのやり方で尿道炎の患者さんを診てきましたが、二週間以上かかった例はありません。他院で治らなくて来院された患者さんはそう簡単に行かない例がある程度あります。原因は薬の選択に問題があるCASEが多く、また効果の出ない抗生剤を数週間内服している例でしょう。時間が経過すれば慢性化してしまう可能性もあります。
慢性化した尿道炎の治療は簡単ではありませんから。抗生剤の内服中に飲酒していた例もあります。(抗生剤の内服中は禁酒ですよ)

 話変わって、最近変種の淋菌が問題です。以前は淋菌と言えば 性行為後数日(一週間以内)で黄緑色の膿が排尿時激痛を伴って出たものでしたが、最近は性行為後数週間経って軽い痛みしか出ない淋病が往々にして見られます。ですから尿道炎の原因に成りうる細菌は全て検査するべきでしょうね。

えびす皮フ泌尿器科  院長  原口 忠

2016年8月1日 

 

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