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「尿道炎に関して おさらい1」




コラム掲載 2016年8月



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尿道炎に関して おさらい1

夏、突入という印象でしょうか。

 淋病というとかつては 性行為後一週間以内に排尿痛とともにpantsにべったり黄緑色の膿がついてTish paperで抑える位が定番でしたが、ここ数年は進化した淋菌を見かけるCaseが増えましたね。

 少し痛い位で排膿量も少なめ、以前の典型的な淋病の症状とは全く異なるものです。しかし、やはりと言うべきか尿道及び尿道分泌物をきちんと観察すれば他の菌と膿の出方が異なることに気がつきます。

 今まで何回述べたか分かりませんが、尿道炎において来院時の尿道の観察は極めて重要です。第一、淋菌は巨大な細菌ですから検査に出さなくても染色して顕微鏡で見れば その存在は簡単に判断できますから。

 問題はむしろ混在している細菌の種類でしょうね。医者から 淋病です と言われれば淋病だけだと考えますが 他の菌が混在しているCaseをよく見かけます。淋菌を殺すのは比較的簡単ですが、(点滴一回と内服一週間でまず片付きます)淋病と言われて治療してもらったけれども違和感が残っている、医者に言っても相手にしてくれない、とのことで来院される患者さんの何と多いことか。当然、診療内容を詳しく聞くと(ひどい場合、注射さえしていない)マズ100%の例で尿道を全く診ていない、淋菌とクラミジアの検査しかしていない、しかし尿道にガラス板を当てて顕微鏡で診ると白血球が明確に確認できる、つまり尿道内に細菌が残っていることを意味します。

 尿道炎が完治していない状態でしばらく時間が経過し やっぱりオカシイと考えてSecond opinionsで来院された場合すでに慢性化しているCaseも多く、抗生剤の選択が鍵となります。このようなかわいそうな患者さんが5人/日はいらっしゃるので、当院では比較的簡単に対処できます。

 でも、いつの頃からでしょうかねえ?性病科の医者が来院された尿道炎の患者さんの尿道もCheckせずオシッコだけ取って検査Center任せになってしまったのは……..症状が出るに至った経緯も聞かずJisro…やGrace….といった高価な薬を出して一週間後に来てください……って、抗生剤の選択の根拠はどこにあるのでしょうか。挙句、違和感が残って僕のところにいらっしゃいます。治療の最初に一番大事なことはいつ性行為があって…に始まり、いつからどういう症状が出て、今尿道がどういう状態にあるかを詳細に調べることにあるのではないでしょうか。最初に受診した病院でそれが徹底されていれば尿道炎が二週間以上かかることはまず無いと考えています。Second opinionで来院された患者さんも余程放置されたのでなければそれほど手間はかかりませんよ。

 話を戻して、新種の淋菌ですが、治療法は以前と殆ど変わりません。少し長引く例がたまにある程度です。

 何科でも同じだと思いますが、きっかけ、経過を十分に聞き取り、現場をしっかり把握すれば、治療の方向付けはさほど難しくはありませんよ。

えびす皮フ泌尿器科  院長  原口 忠

2016年8月1日 

 

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