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「雑菌性尿道炎について Part 1」




コラム掲載 2016年3月



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雑菌性尿道炎について Part 1

 毎月、購読いただいている皆様、初めて読んでいただく方々、有難う御座います。

尿道炎に関して今まで何回書いたか覚えていない位ですが、それでも語りつくせないほど奥が深い病気の一つである、という事実。実に興味深い病気ですよ。

 尿道炎すなわち性病、とは断言できないことは過去に何回も述べてきました。
来院される尿道炎の患者さんの三分の一は雑菌が原因で尿道に炎症を起こしているんだね。
きっかけは当然性行為なのだけれども(性行為無くして、まず尿道炎にはならないです。)、ORALも含めた所謂、性行為、皆常々している事なのに、なぜ尿道炎に罹ってしまう人とそうならない人がいるのだろうか?残念ながら正確な説明は僕にもできないな。

 性行為の最中に尿道の中に雑菌が何種類も押し込まれている事は確かだと思います。

でもって、所謂’ガマン汁’そう、あの性的に興奮した時に尿道から溢れてくる透明な粘液、そして精液、いずれもタンパク質ですから細菌にとってはご馳走になるわけだ。まして、精液には糖分まで含まれているんだからねえ。

 そのままの状態で寝てしまえば一晩細菌とタンパク質が同居した状態に置かれるわけだから、定着する雑菌がいたとしてもおかしくないです。もちろん、これは仮説だけれども、原因の一つであることは間違いないと思います。原因の可能性は無くすに越したことはないでしょう。

ではどうすれば良いのか?簡単です。寝てしまう前にオシッコすれば良いんだよ。

そうすれば雑菌も精液も吹き飛ばされて尿道の中がかなり綺麗になるでしょう。僕は、雑菌性尿道炎の予防に絶対役立つと思うんだけどなあ。あ、行為の直後にはトイレへ行かないようにね。彼女(wifuでもいいか)、気分ぶち壊しになること必須だから。

 性病に属する淋菌やクラミジアだけが原因の尿道炎は簡単に治せます。

問題は混在している雑菌なんだよな。症状が殆ど出なければ、もしお医者さんにもうOKだよって言われたら治ったと思うでしょう。ところが、雑菌の中には結構しぶとい奴がいて、簡単には死んでくれない場合があるんだよ。「治ったと言われたのだけれども違和感が取れないのですが、取り合ってくれないから来ました。」という患者さんが少なからず来院されます。尿道分泌物を顕微鏡で見れば白血球の有無で尿道炎が治っていないかどうか簡単に判断できます。顕微鏡は内科のお医者さんにとっての聴診器と同じ位、泌尿器科、性病科の医者には大切なものです。

 雑菌だけの尿道炎も同様で、オシッコだけ取って検査に送っても確実に分かるのは淋菌、クラミジアの有無だけですから。雑菌性尿道炎の膿の量なんて微量なことが多いですから、数万倍に相当する量のオシッコで希釈された状態の尿を顕微鏡で見たって何も分からないケースが殆どだと思うよ。尿道炎を疑ったらオシッコする前に尿道にガラス板を当てて、分泌物の有無を顕微鏡で見ないと意味が無いと考えるのは僕だけだろうか。

 来月に続く……….

えびす皮フ泌尿器科  院長  原口 忠

2016年3月1日 

 

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