トップ1 えびす皮フ泌尿器メイン 今月のコラム
スペースバー

■ 今月の一言  今月の一言

今月の一言イラスト2015年7月のテーマ

「慢性前立腺炎についてPart 2」




コラム掲載 2015年7月



掲載一覧はこちらです。 ■今月のコラムはこちら。

 

慢性前立腺炎についてPart 2

 先月は、前立腺炎の概略について述べましたが、今月は慢性前立腺炎について掘り下げていきましょう。

 前回、前立腺炎は最初症状を伴わないと書きましたが、実際症状が発現するまでに通常少なくとも三年から五年は経過しているものと思われます。一番popularな症状の一つに(睾丸と肛門の間の奥の方が痛いもしくは違和感が出る)という症状が有りますが、これは特に長時間座っていると気がつくcaseが多いです。

 来院された患者さんにこのことを説明すると一様にshock に近い驚きを感じられるようですが、実際にそれだけの期間を経て炎症がある程度のreveに達して初めて症状が出るのでそれまで気がつかなくて当然なんですね。症状は先に述べた以外に、下腹部痛や下腹部違和感、内股が張る、残尿感etc 多岐にわたります。

 そして、大事なことは慢性前立腺炎の殆どが無菌状態にあるということです。前立腺マッサージをして前立腺液を顕微鏡で見て白血球が結構出ていても細菌検査ではマズ細菌は出ないですね(前立腺液からは細菌検出が難しいという説も否定できませんが)。

 で、治療をどうするか、それが患者さんにとって最大の関心事だと思いますが、細菌がいないのだから当然抗生剤は使いません。漢方薬を主体にして投薬を組み立てます(症状によって内容が少し変わるからです)。

セルニルトンは正式名称セルにチンポーセレンエキスといい前立腺の炎症を特異的に抑える植物の花粉です。(すなわち、どちらかといえば漢方薬に分類されます)

これは広く知られており、secondo opinion で来院される患者さんも抗生剤!と一緒に内服されていたcaseが多いですが、それだけではダメなんです。炎症を起こしているってことは汚れた血液が集まっているという考え方(東洋医学では常識なんですが、、、)に基ずいて、別の漢方薬も処方します。それと、実際に症状が出る原因は長期に渡って炎症に晒されたために前立腺の末梢神経が過敏になっているからなので、その過敏になっている状態を改善する薬etc 当院では4種類の薬を主に組み合わせて使っています。secondo opinion で来院される患者さんはだいたいこの処方でいきなり症状が改善し始めますから、びっくりされるようです。だいたい、数ヶ月も抗生剤を内服したら肝臓に負担がかかりますよね。

 つまり、慢性前立腺炎の殆どは無菌性であり、当然抗生剤は残念ながら効かないですよね。従って当院では抗生剤を処方する例はとても少ないです。

 次に、慢性前立腺炎の分類の中に’前立腺痛’と呼ばれるcaseがあります。病名に、何なに痛、なんてつく例は内臓疾患ではあまり無いですよ。それほどに泌尿器科の世界では認知されていると言うべきで,こいつは難しい。

対症療法的に痛み止めを併用せざるを得ない稀な例と言ってもいい前立腺炎で治療は本当に難しい。まあ、痛みに対する感受性に相当個人差がある上に、精神的に参ってしまった状態で来院された場合患者さん本人が余りに痛みに敏感になってしまっており余計治しにくい面があることも事実です。患者さんの真の痛みは本人にしか分からないですから痛みのレべルは推定するしかないのだけれども、見ていて本当に辛そうな患者さんも実際にある程度いらっしゃるわけで、それはやはり’前立腺痛’と判断して対処していきます。

 前立腺炎と診断されてなかなか改善されない 貴方 是非、一度診せて下さい。

 

えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2015年7月1日 

 

TOPへ診療内容性病について自費診療について性病即日検査泌尿器の病気
EDについて性病Q&A当院紹介院長プロフィールコラムリンク集

医療法人社団 朝日会 えびす皮膚泌尿器科
東京都渋谷区恵比寿1-7-11 吉原ビル4F TEL 03-3444-5128 FAX 03-5447-6125

えびす皮フ泌尿器コピーライト
えびす皮フ泌尿器科トップページへ