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「咽頭性病および簡易検査について」




コラム掲載 2015年2月



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咽頭性病および簡易検査について

 先ず、2月第1週、海外学会参加のためお休みをいただくことをお詫びします。

今回、述べたいこととして先ず簡易検査の正確率についてです。

尿道炎に関してクラミジア、淋菌etcの簡易(即日)検査の信憑性はある文献によれば70%以下と言われています。まして、MYCOPLASMAに関しては、不可能と言われていますね。

淋菌は、巨大な細菌故、顕微鏡で染色した尿道分泌物を診ればその場で確認できますし、以前から指摘している雑菌は簡易(即日)検査は不可能ですから、結局、クラミジアに関してだけ70%程の確立で分かるだけということになります。

 尿道炎の原因は性病の細菌だけではありません。雑菌も重要な原因たり得るわけですが、いきなり採尿すれば、その時点で雑菌の検査は不可能となります。クラミジアが簡易検査で陽性に出たからジスロマックSR2Gr水に溶かして一回だけ飲んでも、雑菌やマイコプラズマは殺せません。まして、ジスロマックSR2Gr、効果持続7〜8日の間の飲酒、SEX禁止を指示されていますか?それができなければクラミジアの治癒率さえかなり下がる事は理解されていますか?

 現時点で一番疑問に思っているのは、ジスロマックを第一選択薬として出される件数の多さに関してです。クラミジアだけが原因と確信されているのならば、それも良しとするべきかもしれませんが、「よくならない。」という理由でSECOND OPINION で来院される患者さんがあまりに多く、しかも尿道分泌物、尿道口の初見を診てクラミジアだけでは無いだろうと思わせる症例の多さから考えると、少し考えさせられます。ジスロマックが優れた薬である事は事実です。ただ、適材適所、の言葉どおり,何でもそれでOKという考え方には疑問を禁じ得ません。

 現に、当院では遥かに安い薬だけでクラミジアも完治させていますし、その抗生剤で他の細菌も確実に撃退できています。

 尿道炎とは、通常2週間で90%は完治させることが可能です。正体不明の雑菌が混在していたり、治療開始まで時間がかなり経っているCASEがもう少し時間を要するのみです。一ヶ月以上かかる尿道炎など、適切な抗生剤を使っていれば先ずあり得ないと思って差し支えないと考えています。

 さて、話題変わって、咽頭性病に関する私見を述べます。性病と呼ばれる微生物(特に淋菌、クラミジア)は、咽頭に付着しても無症状のCASEがかなり多いのが実情です。統計では、尿道、膣にその手の菌に感染している患者の40%以上が咽頭にも感染しているそうです。ORAL SEX は誰でも普通にしていますし、咽頭も粘膜ですから感染して当たり前と言っても差し支えない時代なんでしょうね。念のため調べてみたら陽性!なんてザラですから。

 咽頭の性病は、尿道や膣に感染している場合より薬の効果が落ちるようですから気をつけて下さい。

 それと、、、ORAL SEX でHIVを心配して来院される患者さんが案外多いのですが、しゃぶられたくらいでHIVに感染する確率は極めて低いと思いますよ。かじられれば別ですけれども。

 最後に、下ネタを一つ。

 先日、おチンチンの表面か膿が出る、とのことで来院された患者さん、診たら、前歯二本分の歯型がしっかり付いていましたっけ。思わず、笑っちゃいました。失礼!

 

えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2015年2月1日 

 

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