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「尿道炎の治療:再考察」

 




コラム掲載 2014年12月



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尿道炎の治療:再考察

 尿道炎のことを今まで何回話題にしただろうか。

 問診(いつ性行為があったかに始まる一連の経過を聞くこと)、検査法(視診に始まる手順)、治療法(淋病を除き内服薬)、治療後のフォロー:に至るまで何回と無く話してきたように思います。

Second opinionで訪れる患者さんの数は一週間に十人は下りません。

「治療を始めて一ヶ月経つけれど治らない。」
「淋菌とクラミジアの検査をして陰性だから問題ない、と言われたけれども違和感がある。」
「クラミジアの診断で一ヶ月抗生剤を内服した後、血液検査で陽性という理由でまた一ヶ月分薬が出たんですが。」
「三週間薬を出されて、まだおかしいんです、と言ったら気のせいでしょ、と言われました。」

 僕の持論ですが、尿道炎は、通常適切な抗生剤の使用により二週間位でまず治せると思います。現に、最近5年以内で尿道炎の治療に2週間+数日以上かかった患者さんは片手で数えられるんだけどな。尿道炎において抗生剤の選択基準は、何よりも先ず!視診、問診です。

 つまり尿道からの分泌物(要するに膿)の性状、尿道口の発赤の具合、いつ性行為(ORALも含む)をしたか、症状はいつからでたのか、どういう症状なのか(話がそれますが、クラミジアで排尿痛が出ると信じている患者さんが多いですがそれは間違いで、尿道に同時に混入した他の細菌によるものです。)etcです。そこまで注意深く見て聞けば、使うべき最適の抗生剤はだいたい判ると思うんだけど。

 気がつかれたと思いますが、尿はこの時点ではまだ採っていないんですよ。僕のところでは尿を採ってもらうのは診察が全て終わった後です。僕の目で尿道からの分泌物を確認する前に尿を採ってしまったら、大事な情報が失われてしまうでしょ?

 尿道炎はすべて性病ですか?性病の細菌が入らないと尿道炎にはならないのですか?答えはNOでしょう。確かに性病が多いのは事実ですが全てではないし、性病の細菌と雑菌が混在している例は実に多いですよ。(複数の性病の細菌感染とかもね)

 実際、性病つまり淋菌、クラミジアの治療は簡単です。淋菌単独なら抗生剤の点滴もしくは静脈注射一発でOKですが、菌が混ざっていればそうはいきません。なぜなら、淋菌用の注射は他の性病(クラミジア、マイコプラズマ)や幾多の雑菌には効かないからです。

 second opinion で来院された患者さんの場合まっさらの状態ではないけれど、視診、問診、尿道からの分泌物etcをもとに適切な抗生剤を選択するのはそれ程難しくはないですよ。


 尿道炎で3週間以上抗生剤をのんでいる、あなた。是非、僕に診させてください。

えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2014年12月1日 

 

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