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今月の一言イラスト2012年10月 特別編 第二部

「クラミジアの間違った検査法について」




コラム掲載 2012年10月

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クラミジアの間違った検査法について

 初めに、たいへんご無沙汰いたしまして、申し訳ありませんです。

 クラミジアに関してひと言。
 クラミジアの疑いで来院した患者さんに対して、相変わらずIgA,IgG抗体検査を施行している医者が多いことに怒りすら覚えています。

 IgG,IgA抗体は、クラミジアという病原体そのものの検査ではなく、クラミジアに感染したことによって体内に生じる抗体にすぎない。抗体とは、まして抵抗力でもなく、いってみれば過去にクラミジアに感染した痕跡を表しているに過ぎないことが多いのです。確かに、クラミジアに感染して数週間経てば、IgA,IgG抗体は10以上まで(0,900以下を正常と設定した場合)上昇しますからその数値ならその時点でクラミジアに感染している可能性は濃厚です。しかし、例えばIgG4.8、IgA7.6とかいう数値が出て、しかも性行為から一ヶ月以上経っているケースなどでは、これは 痕跡 似すぎず、其の時点でクラミジアは既に死滅していて治療の必要は全く無いのです。

 クラミジアの診断で3ヶ月も治療しているのに、まだ治りません。という患者さんが週に2−3人来院されますが、例外なく毎月IgA,IgG抗体、要するに血液検査をやって、まだ数字が陽性ですから治療を続けましょう,と言われるんです、とおっしゃいます。まったく、ナンセンスな話で、一度固定した痕跡の数値はいくら治療しても対して変わりませんし、まして正常値にはならないのです。痕跡は痕跡に過ぎずそれをもってクラミジアが治っていないと言い張る医者は、よっぽどの馬鹿か薬代で金儲けをしているだけなんですよ。

 クラミジアの検査は、おりもの、尿道分泌物の検査でも悪くは無いが、最善の方法は尿を検査することです。
クラミジアDNA,PCR(SDAも含む)は、絶対的に信頼できるものです。血液検査はクラミジアそのものを調べてはいません。クラミジアに感染したことによる体の反応を見ているに過ぎないのに対し、尿検査はクラミジアそのものの存在を調べるのですから。尿検査で陽性ならクラミジアに感染しているし、陰性なら感染していないのです。《咽頭クラミジアは、尿では調べられませんから、別の方法を取ります。)

 第一、クラミジアの治療に通常二週間以上かかるはずがないのですから。(卵管炎、腹膜炎、精巣上体炎を起こしている場合は、例外ですが。)

 当院では、クラミジアが疑われた場合、必ず尿検査PCR,SDAをおこないます。咽頭クラミジアの疑いの場合も、うがい液をPCR,SDA検査にかけます。ですから、結果に間違いがでる可能性は0です。
尿検査は、おりもの、尿道分泌物の検査のように、産婦人科のあの診察台に乗ってもらう必要も無ければ、尿道に面貌を入れられる心配もいりません。ただ、トイレに行っておしっこを取るだけなのですから。

 

えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2012年10月1日 

 

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