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「尖圭コンジローマに関する考察」




コラム掲載 2011年5月



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尖圭コンジローマに関する考察

 尖圭コンジローマは、外陰部粘膜、皮膚を中心とするヒト乳頭腫ウイルス(HUMAN PAPILLOMA VIRUS)感染症であり、特にHPV6型、11型の感染による。仲間の疾患としてボーエン様丘疹症があるが、こちらはHPV16型を中心とする粘膜型high riskHPVの感染によるものが多いようだ。これらは典型例ならば鑑別もそれほど困難ではないが、どちらともつかないものも存在し、また混合感染も視野に入れる必要がある。

 予後を占う意味でlow risk HPV なのかhigh risk HPV なのか、それとも混合感染なのかを知っておくことが有効と思われる。

 当院では、HPV患者に対して、ほぼ全例low risk,high risk の検査を施行しているが、数値(high riskのもの)は低いとはいえ、約90%の症例でhigh risk HPVを伴ったlow risk HPVの存在を確認している。しかし、high risk HPVが含まれているからといって将来的に悪性化(ガン化)するものはひじょうに少なく、肉眼で確認できた部分を少し大きめに摘出したあと、何回も再発するものに対しては、5−FU(別にCaという訳ではないのだが、皮膚Caに対する薬がかなり有効なのだ。)を使用してもらって、ほとんどの症例で治癒している。

 HPV治癒(外見的にだが)後、六ヶ月経過観察をして再発を見なければ、HPVは消滅したと考えられるという現在の考え方には根拠があるわけではない。しかし、完治したと証明する手段が無いいじょう、この考え方で良いのではないだろうか。実際、当院でも六ヶ月再発を見なかった症例でその後再発したものはひじょうに少ないことも、この説の正しさを裏付けているように思われる。

 ボーエン様丘疹症の治療も尖圭コンジローマに準じて行えばよいが、ボーエン様丘疹症のHPV(HUMAN PAPPIROMA  VIRUS)は子宮頚癌に関与しているhigh riskHPVが多いので、できるだけ早く、確実に治療する必要があり、外科的切除、電気メスによる焼却etc、外科的処置を中心に治療していくことが望ましいのではないか。

 以前にも述べたが、当院では、尖圭コンジローマ、ボーエン様丘疹症を問わず、first choiceとして外科的切除、secondo choiceとして電気焼却、5−FU外用を用いて、好成績を挙げている。

 いずれにしても、小さいものほど治療も簡単で再発率も比較的低いのだから、PENIS(尿道も含む)や肛門のまわりに何かできものを


それでは、また、来月。

えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2011年5月1日 

 

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