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「難治性尿道炎およびHPVワクチンについて」




コラム掲載 2010年2月



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難治性尿道炎およびHPVワクチンについて

 尿道炎は、淋菌性尿道炎と非淋菌性尿道炎に分けて説明されることが多いが、この非淋菌性尿道炎がくせものなんだ。

 要するに淋菌以外の微生物を原因とする尿道炎すべてを含むわけだからクラミジア、ウレアプラズマをはじめとして雑菌諸々、果てはカンジタ性尿道炎まで含まれるんだから。

 淋菌性尿道炎は注射1発(種類は決まっている)、後は適当な抗生物質でだいたいOKだが、非淋菌性となると、そう簡単にいかない場合がある。
クラミジアおよびだいたいの雑菌製尿道炎、ウレアプラズマが原因の場合はニューキノロンをはじめとして、ミノサイクリンでもカマシテおけば、最大2週間以内に簡単にかたずいてくれる。これらは、症状的に比較的マイルドで初診時の所見からだいたい治療の道筋がすぐ頭に浮かぶタイプと言える。

 しかし、初診時に尿道口が赤く晴れ、強い排尿痛を伴いながらも、淋菌と違って膿があまりでていないタイプ、これは要注意である。このタイプにはニューキノロン系(クラビットとか)はまず効かない。ミノサイクリンかアジスロマイシンを投与して3−4日で経過をみる。それで症状が和らいできていれば、まず問題はなし。これでダメな時にどうするか。そこが腕の見せ所で一般常識とは異なる治療法を駆使して撃退することになる。今まで治せなかった尿道炎は無いけれども、相当あせった例は結構あります。ハイ。

 話変わって、いま話題のHPVワクチンに関して一言。子宮頸がんの原因がヒトパピローマウイルス(HPV)であることはご存知の方も増えつつある今日この頃。
そのウイルスの中でも16型と18型がヤバイ(大多数70%くらいかな)
そしてこのウイルスは性行為で感染する。要するに性病なのだよ、性行為で癌になっちまうわけで、娘をお持ちのお父さん、あせったほうが良いですぜ。

 欧米では、12歳ー15歳くらいでこのワクチンを打つのが常識で、今まで認可しなかった厚生労働省の非はまぬがれないが、なんでそんなに若い乙女にワクチンを打つかってーと、要するに性行為をしてからでは遅い(すでに遷されてしまってHPV持菌者になってしまったらワクチン打っても排除はできないのだ)からなのです。だから、性行為を経験する前にこのワクチンを打つ必要があるのだよ。間隔をあけて3回打っておけばOK、認可が下りたといっても保険扱いにならないので、1回につき18,000円としたが、娘さんが子宮頚癌にかかるのを予防できるのだから、エルメス製の熊ちゃんよりは、よっぽど有効なプレゼントだと思いますよ。随時、予約を受けつけております。


それでは、また、来月。

えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2010年2月1日 

 

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