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「淋病の話」




コラム掲載 2009年4月



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淋病の話

 急性尿道炎の患者さんは相変わらず多いけれども、最近、淋病(淋菌性尿道炎)が再び増加しているように思う。

 淋病の場合、黄緑色の膿が多量に出て排尿痛も伴うため診断は容易だが、耐性菌(抗生剤に対して抵抗力を持つ菌)が多く、抗生剤の選択に迷うことがある。但し、セフェム系の静脈注射は、大抵の場合、劇的に効果が出る。

 淋菌は大きな細菌であり、染色して顕微鏡で拡大すれば容易に判別できる。
黄緑色の膿が多量に出ていても、全部淋病とは限らないわけで、状況に応じて染色鏡検が必要になる。淋病だと思ったら雑菌性尿道炎だったなんてことも往々にして起こりえるからだ。

 淋病だって放置していれば菌は奥の方に進んで前立腺炎、果ては副睾丸炎の原因にもなる。それでも放っておくとどうなるか。副睾丸と皮膚の間に漏口が生じてそこから膿があふれてくる。そうなったら副睾丸を漏口ごと摘出することになる。淋菌性敗血症は今は無いが、昔は死んだ奴だっていたんだよ。

 淋病は尿道をはじめとする泌尿器科組織にしか起こらないと思ったら大間違いで淋菌性咽頭炎や淋菌性結膜炎、淋菌性直腸炎なんてものまである。淋菌性結膜炎の悪化したやつなんぞは、眼から膿がでて相当グロテスクだぞ。

 淋病は男性でこそ明確な症状がでるが女性はどうか。炎症が限局して起こるため男性のような顕著な症状は出にくい。だからその女性が淋菌に感染しているか否か一見しただけでは分からない。試してみればイイって?どうぞご自由に。

 お店の女の子が淋菌性咽頭炎なんてことは50%の確率と思った方がよい。ロシアンルーレットと同じだよね。それでも行きますか?

 

えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2009年4月1日 

 

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