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「クラミジアの検査、その落とし穴について 」




コラム掲載 2008年9月



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クラミジアの検査、その落とし穴について

女性が性器クラミジアに感染した場合、先ずクラミジアが付着する場所はどこでしょうか。広範囲な膣内ではなく、子宮頸管(子宮頚部)に感染します。

 ですから、クラミジア感染の有無を判定するには子宮頸管分泌物からの抗原(クラミジア)検出が決め手になり、結果が陰性であればクラミジアには感染していないと断言できる。

 上に述べた説明は正しいか否か、お解りでしょうか?

正解は×です。子宮頸管分泌物からクラミジアが検出されなくても、実際には感染している例はたくさんあります。
 というのは、クラミジアは短時間のうちに子宮腔内、卵管、腹腔内へと感染を拡大するとともに子宮頸管からは消失してしまっていることがあるからなのです。
 従って、パートナーのクラミジア感染や腹痛etc臨床的にクラミジア感染が疑われる場合は、たとえ抗原検査が陰性であっても安心できず、クラミジア抗体価(血液)検査を参考にする必要があります。

POINT 1: 子宮頸管から抗原(クラミジア)が検出されれば、その女性はその時点でクラミジアに感染している。しかし、検出されなくても、感染していないとは断言できない。

 それでは、血液検査(クラミジア抗体検査IgG、IgA)が陽性の場合はどうか。      
クラミジアに感染すれば確かに抗体価は上がり、IgG、IgAは陽性になります。
 しかし、クラミジアに一度感染した人間は治癒した後も終生<抗体陽性>のままという例はいくらでもあり、抗体陽性でもその時点でクラミジアに感染しているとは全く言えないのです。
 また、抗体IgG( + ),IgA( −)は、感染初期のまだ抗体価が十分に上がっていない状態を示してはいますが、同時に治癒後ある程度時間が過ぎた状態も多々含まれており、経験上言わせてもらえば、後者の方が圧倒的に多いのです。

POINT 2: 血液検査(抗体検査)が陰性ならば、感染直後以外、クラミジアに感染していないと言える。しかし、血液検査が陽性でもその時点でクラミジアに感染しているとは言えない。治癒しても終生、陽性の人はいくらでも存在する。

上で述べたように、クラミジアの検査には完全なものは存在せず、診断にはある程度の 経験やDATA分析能力が必要とされます。簡易検査KITなど不確実なものに頼らず きちんと診療所を受診すること、状態を正しく説明できる医師にかかることをお勧めします。

 性病よろず相談所 えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2008年9月1日 

 

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