トップ1 えびす皮フ泌尿器メイン 今月のコラム
スペースバー

■ 今月の一言  今月の一言

今月の一言イラスト2008年7月のテーマ

「尖圭コンジローマと思われているものに関して 」




コラム掲載 2008年7月



掲載一覧はこちらです。 ■今月のコラムはこちら。

 

尖圭コンジローマと思われているものに関して

ここのところ、HPVの患者さんが増加傾向にあるように思います。
HPVすなわちHUMAN PAPPILOMA VIRUS(人乳頭状ウイルス)のことですが、大部分は組織学的に尖圭コンジローマに属するため、こちらの名称の方が分かりやすいですね。
 しかし、症例としては少なくても尖圭コンジローマ以外のHIGH RISK型の患者さんも同じく増加傾向にあります。

 HIGH RISK型すなわち子宮頸癌の原因となるこのウイルスに関して欧米では日常的に検査の対象となっていますが、日本では未だに一見しただけで「あ、尖圭コンジローマですね。」と断言されて、RISK型を調べずにそのままRAZER MESSや電気メスで焼き切ったりN2O(液体窒素)で冷凍凝固してしまう例がほとんどのようです。
 未だに保険適用にならないことや面倒だといった理由もあるでしょうが、女性患者は無論のこと男性患者(当院はこちらが圧倒的に多い)だってパートナーのことを考えれば知っておいて損は無いとおもいますよ。 

 HPVの治療は長く苦痛を伴うものです。ベセルナクリーム(イミキモド)がようやく 保険適用になり患者さんが自宅で治療できるようになりましたが、冷凍凝固術の効果と較べると全く見劣りがするもので、電気凝固術や冷凍凝固術のSUB治療にしかなり得ない現状です。
 HPVの巨大腫瘍に対しては電気凝固術を、多発性の小腫瘍に対しては冷凍凝固術が向いており、追加治療としてベセルナクリームを使ってもらうようにしています。

 HPVに関してはまだ不明な点が多く、治療により表面上はCLEARになっても体内(陰部のみか?)にはウイルスがまだ残っていると考えるのが一般的です。
 また何回か冷凍凝固術を施行した時点で突然消退し始め一週間以内に全くきれいになってしまう例も時々見かけます。(完治したかどうかは不明ですが)

 完治したことが証明できないにせよ、表面上に残っている限り完治はあり得ないのだから、つらくても頑張って治療を継続してください。適応は限られるけれども特効薬的な外用薬もありますしね。


 性病よろず相談所 えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2008年7月1日 

 

TOPへ診療内容性病について自費診療について性病即日検査泌尿器の病気
EDについて性病Q&A当院紹介院長プロフィールコラムリンク集

医療法人社団 朝日会 えびす皮膚泌尿器科
東京都渋谷区恵比寿1-7-11 吉原ビル4F TEL 03-3444-5128 FAX 03-5447-6125

えびす皮フ泌尿器コピーライト
えびす皮フ泌尿器科トップページへ