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「真菌性尿道炎について」




コラム掲載 2008年3月



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真菌性尿道炎について

尿道炎の原因には、今まで何回も話してきたとおり、淋菌、クラミジアや雑菌、マイコプラズマ、トリコモナスetcがあります。女性の膣炎の原因も上記微生物が挙げられますが一番の原因菌が抜けていますね。

 そう!カンジダ性膣炎であります。女性の場合、これがメジャー中のメジャー、大本命なんですな。

 では、尿道炎の原因菌としてカンジダは果たしてあるのか?

あるんですね、これが。20年にわたる開業医生活で、たった4件しか遭遇したことがないんですが、4例とも明確に記憶しています。

 何百例に一件あるかないかですから、極めてまれな症例と言えます。
かなり強い排尿痛および排膿という点では淋病に似ていますが、膿の色が白いことが異なる(淋病の場合は黄緑色)他、当然、顕微鏡上染色標本で淋菌が確認できません。

 でも極めてまれな症例ですから、頭の片隅では疑いながらも、雑菌やマイコプラズマの線を捨てきれずに先ず細菌用の抗生剤を投与してしまうことになります。
その結果どうなるか。症状は悪化します。患者さんもドクターも真っ青ですよね。さあ、どーする。抗生剤を変える?抗真菌剤を使う?

 
運命の分かれ道ですが、全く異なる抗生剤をさらに一日二日かましてみてだめなら、カンジダ性尿道炎と考えて、やっと抗真菌剤を投与することになります。劇的に効きますね。数日でほぼ症状は消失してしまい、いったいあれは何だったんだろうかと当方落ち込み、かつほっとしますが、少なくとも一週間は患者さんは苦しむわけです。誠に申し訳なく思いますが、それ程に真菌性尿道炎の見極めは難しいんです。ハイ。

 カビに対して細菌用抗生剤を使うとどうなるか。カビは元気になります。逆もまた真なりです。
 じゃあ、カンジダと細菌が混在した尿道炎の場合は、どうするのかって?
今まで一度も遭遇したことがないので何とも言えません。
 できれば遭遇したくないです。(亀頭包皮炎や膣炎ではよく見かけますが、順序立てて殺していけばきちんと治せますから、ご心配は無用です。)


えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2008年3月1日 

 

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