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薬剤耐性淋菌について




コラム掲載 2007年10月



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薬剤耐性淋菌について

 淋菌感染症は、代表的な性感染症の1つであり、先進諸国では以前から減少してきているが、こと日本においては、今だに猛威をふるっているようです。
 以前にも述べたように、お手軽な風俗店の氾濫が原因の一翼を担っていることは間違いありません。
風俗嬢の半数が淋菌性咽頭炎に感染しているというDATAもありますし、ましてほとんどが無症状なわけですから、治療を受けに病院へ行くこともありませんしね。

というわけで、今日も淋病の患者さんが何人も来院され、抗生剤治療と相成るわけです。
しかし、ここで確実に増加しつつある問題点として、薬剤耐性淋菌の顕著な増加が挙げられます。

 薬剤耐性淋菌とは、抗生剤が効きにくい淋菌のことで、よく使われる抗生剤ほど早く効きが悪くなります。
 最初の頃は、ペニシリン耐性淋菌が話題になりましたが、現在は一般論として、薬価の高い抗生剤(利幅も大きい)を使う傾向が未だに認められるため、かなりの種類のニューキノロン製剤が淋菌に対して効きずらくなってしまっています。
 他の系統の抗生剤に対しても耐性は明らかに増加しており、淋菌治療(他の菌に対しても)は、確実に難しい症例が増えています。しかし、幸いに全く抗生剤が効かない淋菌の出現は今だ見ていないため、治療効果を見ながら幾つかの抗生剤をうまく組み合わせていけば、確実に完治させられます。

 当院では、淋病を強く疑った場合、先ず3〜4日、ある種の抗生剤を投与し効果を見ます。効果が明らかであればその薬を継続しますし、効きが悪ければ抗生剤を変更します。効きの悪い抗生剤を長期に使っても全く無意味ですからね。通常二種類の抗生剤の使用で二週間ほどで完治します。(最近は4〜5日余計にかかる例も増えているが)

 一週間で全く症状がとれる場合でも、尿道の奥には菌が眠った状態で残っているケースが多く見られ、治ったと思って自己判断で来院をSTOPしてしまうのは危険ですよ。しばらく経ってから、また尿道から膿がでて再診される患者さんが常におられますから。もちろん一週間で完治するケースもありますが、必ず来院して完治したかどうか確認はして下さい。

 

えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2007年10月1日 

 

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