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睾丸の違和感、鈍痛について




コラム掲載 2007年3月



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睾丸の違和感、鈍痛について

 ふと、睾丸もしくは陰嚢の付け根あたりに、鈍い痛みもしくは不快感を覚えたことが ありませんか?
 副睾丸炎や睾丸捻転の場合は、かなり強い痛みを伴ったり腫れたりしますが、触っても何ら異常を認めないのに、座っているときに特に違和感を覚えて来院される患者さんが多いですね。
 原因としては睾丸の血流が関係しているケースが最もポピュラーで、睾丸への動脈血の減少や睾丸からの静脈血の停滞が挙げられます。

 睾丸への血管は、腹腔内つまり「お腹」の中から来ています。つまり、強靱な筋肉の壁(腹壁)を血管、精管を含んだコードが貫いて睾丸と繋がっており、コードが通る穴が腹壁に開いていて<そ径管>と呼びます。

 かなりタイトな隙間ですが、少し緩めの場合、座位で特に前傾した姿勢をとったときなど、重力+腹圧で内臓が下がり、そ径管とコードの隙間に腸管に付着している脂肪の小片がはさまってコードを圧迫し、血流の問題が起きてくるのです。(相当緩めの場合はヘルニアつまり脱腸になります。)
 その結果、軽い睾丸痛や違和感、不快感を生じることになります。この場合、寝た姿勢をとると内臓が元の位置まで上がってコードへの圧が下がり、血流も正常化して症状が無くなります。

 この症状は左側に多く認められ、その理由としては左の睾丸からの静脈が迂回して大静脈に戻るために元々圧がかかりやすいことが原因と思われます。そのため、左側のコード(睾丸のすぐ上)には、静脈瘤ができる(精索静脈瘤)ことがあり、程度がひどいと姿勢を問わず痛みを覚えるケースもあります。我慢できない痛みが生じる場合は、静脈瘤を潰す手術をします。手術と言っても血管の中に細い管を通して静脈瘤にコイルを詰めるだけですから、簡単ですよ。

 

 

えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2007年3月8日 

 

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