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淋病とHIVの関係




コラム掲載 2006年10月



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淋病とHIVの関係

 日本においても、かなり前から性病の代表格は、淋病のように症状の明確なものからクラミジアに代表される症状の軽いものに移行していることは間違いないです。しかし、依然として淋病は減ってはおらず、むしろ未だに増加傾向にあるように思えるのだが、よく考えてみると、これは実に由々しき問題なんじゃないかな。

 淋病のように症状が比較的明確に(男性においてだが)現れる疾患は最も管理しやすい性病と言え、医療先進国ならずともアジア、中近東諸国だって淋菌感染症対策に力を注ぎ、その発生件数は明らかに減少傾向にあります。

 なぜ、淋病対策に世界中の国々がこれほどまで力をいれるのか。それは、STD(性行為感染症)流行とHIV流行が当然リンクしているからで、STDの中で症状の出やすい淋病を管理減少させることによりHIV感染も減少させようと努力しているからなのです。

 つまり、淋病感染対策はHIV感染予防対策の重要なキーポイントであり、それだけHIV増加に対する危機感をかなりの国々が共有していると言えるでしょう。

 しかるに、最初に述べたとおり、我が国では(少なくとも僕の診療所においては)未だに淋病は増加傾向にあるように思います。

 これでは、我々日本人はHIVに対する危機感がまだまだ薄いのだと考えざるを得ないですよね。まさか、HIVは「薬害エイズ」が主だなんて未だに思っている人がいるわけは無いのだけれど。

 性病そのものに対する警戒心、危機感が欠けている証拠に、相当危ない性行為(患者さんの話を聞いていてそう思わざるを得ない)でも平然とスキン無しでやってしまった結果、僕の診療所を訪れる患者さんの何と多いことか。

 そういった無警戒感に油を注ぐのが、薬剤耐性難治性淋菌の著しい増加でしょう。今時、かの有名なクラビット(一番薬価の高い抗菌剤の一つ)なんか、淋菌にはまず効かない。何故かというと、それだけ使われまくった結果、淋菌君もその抗菌剤を勉強し対抗策を身につけたってわけです。これは、当然我々医師側の責任だと思いますが。

 いずれにしても、淋病は減っていません。すなわち、HIV感染者も確実に増加していると考えて差し支えないでしょう。淋病に関して症状の出やすい男性でこの現状ですから、症状の極めて出にくい女性の場合は、事態はいっそう深刻なのではないでしょうか。

やはり現代は定期的な検査が必要とされる時代なのだと思いますよ。男女を問わずにね。

えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2006年10月1日 

 

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