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梅毒の見つけ方




コラム掲載 2006年9月



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梅毒の見つけ方

 最近、梅毒の症例を立て続けに診たので、一般的によく認められる第一期、第二期梅毒について、おさらいをします。

 第一期梅毒は、感染してから3ヶ月以内の時期を指します。

 症状は初期硬結、軟性下疳が有名です。梅毒トレポネーマ(梅毒の病原体)が侵入した部位が、けしごむの様な硬さで盛り上がった(小指の先位の大きさで痛み、痒みは無い)状態を初期硬結と呼び、感染してから約3週間位で発症します。男性の場合、好発部位は亀頭部のカリとさおの境界か亀頭部。

 そのままひっこんでしまうこともあるけれど、中心部がただれて周辺が硬く盛り上がることが多く、これを軟性下疳という。この状態で異変に気づいて来院する患者さんが多いな。

 少し遅れて両側の足の付け根のリンパ節が無痛性に腫れ、この状態を無痛性横ねという。以上、第一期梅毒の症状は数週間で無くなってしまいます。

しばらく無症状で経過した後、第二期梅毒に突入します。これは感染後3ヶ月から3年の間を指し、病原体が血液の流れにのって全身にまき散らされ、いろいろな皮膚、粘膜病変を引き起こします。

 中でもバラ疹、梅毒性丘疹、梅毒性乾癬(かんせん)が有名で、バラ疹は感染後9週間ほどで体幹を中心に直径2cm程度の薄赤い斑点が多発した状態、それが消えて数週後に同じくらいの大きさで赤褐色の丘疹(少し盛り上がって軽く光沢がある皮膚病変)が出てきます。その中で手のひらに発症したものを梅毒性乾癬といい、丘疹の表面が白くかさかさになって剥がれてくるので、診断しやすいです。

 それと忘れてはならないのが、扁平コンジロームです。これは、肛門周囲や膣周囲によくできる扁平な腫瘤で、表面はベタベタと湿っているが鶏冠状に成長するためイボと間違いやすい。ここは、病原体がうようよしているから、接触すれば感染しやすいので、要注意です。 

 第二期は、皮膚病変以外にも、粘膜や消化管病変、梅毒性脱毛など症状は多様ですが、他疾患と紛らわしいものも多く今回は割愛します。

 皮膚病変から十分に判断できますので、おかしいなと思ったら早めにご来院下さい。梅毒は、抗生剤の内服により治癒できる病気なのですから。

 

えびす皮フ泌尿器科 院長 原口 忠

2006年9月1日 

 

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